エルゴノミクス設計支援ツール DhaibaWorks <ダイバ ワークス>

エルゴノミクス設計支援ツール DhaibaWorks <ダイバワークス>

エルゴノミクス設計支援ツール DhaibaWorks <ダイバワークス>は、産業技術総合研究所 人間情報研究部門・デジタルヒューマン研究グループ で開発された身体機能中心の製品設計を目的としたデジタルヒューマンモデルによるプラットフォームソフトウェアです。
使用用途に応じて、生体力学・人間工学の最新の研究成果や知見を取り入れたアプリケーション開発が可能です。
産業技術総合研究所との共同研究やデジタルヒューマン技術協議会等においては、すでに利用されており、一定の成果を挙げています。

DhaibaWorks 公式サイト
http://www.dhaibaworks.com/

機能概要

DhaibaWorks は、以下のような機能の実現を目的として開発が進められています。

  • 日本人男女の統計学的な代表寸法をもつデジタルヒューマンモデルを生成する。
  • 被験者の寸法をもつデジタルヒューマンモデルを生成する。
  • モーションキャプチャによって計測されたランドマーク位置より、被験者の動作姿勢や被験者と製品との接触領域を計算機上で再現・可視化する。
  • 対象とする製品の筐体モデルに対し、代表寸法を持つデジタルヒューマンモデルの姿勢・動作を生成・可視化する。
  • 得られた姿勢や動作に対し、様々な指標を用いて定量的にエルゴノミクス評価を行い、より多くのユーザに対し、高いエルゴノミクス評価値を持つような筐体寸法を特定する。
  • Pythonスクリプトによって新たな機能の追加やバッチ処理が可能となる。また、DhaibaWorks SDK を利用したプラグインを作成することで、より高速かつ複雑な処理の追加を可能とする。
  • CADシステムを同時に起動することで、CAD上で設計中のデザインを DhaibaWorks 上に直接インポートする。また、筐体形状のパラメータを DhaibaWorks 上で直接指定し対応する形状を得ることで、感度解析等のバッチ処理を可能とする。

システム概要

DhaibaWorks には、様々な表現モデル及び機能モデル(エレメント)が実装されています。以下が代表的な表現モデルに対するエレメントです。

エレメント 機能説明
メッシュ 製品筐体やデジタルヒューマンの表皮形状を表現する。
リンクモデル 人間の骨格構造及び関節回転を模擬するリンク構モデルを表現する。
点群 高密度な点の集合を表現する。干渉判定やボクセルを用いた形状復元等に用いられる。
特徴点群 表皮上の解剖学的特徴点や、製品筐体上のマーカ貼付位置を表現する。位置姿勢のフィッティング等で用いられる。
カメラ デジタルヒューマンやディスプレイの視野を表現する。 また、以下は代表的な機能モデルに対するである。。
モーションキャプチャ モーションキャプチャで得られたマーカシーケンスを表示したり、マーカを用いて製品モデルやデジタルヒューマンモデルの姿勢を再現したり接触領域を表示する機能をもつ。
デフォーマ 一般的なスキニング手法を用いて、リンクモデルの関節回転に基づいて得られた姿勢に対応して、表皮メッシュの変形を行う。
物理シミュレーション 剛体・柔軟体を含む様々な形状モデルに対して高速な干渉判定及び動力学シミュレーションを行う。
姿勢生成 物理シミュレーションを用いて、デジタルヒューマンモデルの製品に対する把持・操作時の姿勢を自動生成する。
エルゴノミクス評価 再現されたデジタルヒューマンと製品モデルの把持・操作姿勢に基づき、定量的なエルゴノミクス評価を行う。把持安定性、把持容易性、形状適合性といった様々な評価が存在する。

ユーザインタフェース

DhaibaWorks のユーザインタフェース

DhaibaWorks のユーザインタフェース

 

  • エレメントリストウィンドウ(左中部)
  • エレメントプロパティウィンドウ( 左下部 )
  • Python スクリプト用のコンソールウィンドウ(下中左部)
  • ログウィンドウ(下中右部)
  • モーションキャプチャシーケンス編集ウィンドウ(上部)
  • 特徴点群エディタウィンドウ(右部)

スクリプトによる拡張機能

DhaibaWorks で実装されているエレメントは、内部的にはインタフェースを多重継承したクラスとして定義される。大部分のエレメントの機能は Python で記述されたスクリプトから実行可能となっているため、多様なファイルタイプの読み書きを行うことや、対象製品にカスタマイズされたエルゴノミック評価指標等を柔軟に実装することが可能である。

DhaibaWorks の Python スクリプト用コンソールから入力されたスクリプトの一部

arm = dhGetDlementByName("body_arm")
bone = arm.bone("S_L_Foot")
R = bone.getR()
R = R.toZYXRotAngle()
rx = r.get(0) / (2.0*3.141592) * 360.0
rx

”body_arm”という名称のリンクモデルエレメントがもつリンク”s_L_Foot”の関節回転行列を取得し、ロールピッチヨー角に変換して、現在の回転角を出力している。

動作環境

OS: Microsoft Windows, Mac OS X

年間ライセンス版

対象:デジタルヒューマン技術協議会の一部の会員専用(法人会員1, 個人会員, 特別会員)

詳細は、営業担当者までお問い合わせください。

関連記事

  1. プラントシミュレータ
  2. 3次元力覚入出力デバイス Geomagic Phantom <ジオマジック ファントム>
  3. 設計・製造 ソリューション
  4. プリレンダリングCGコンテンツ制作
  5. LabVIEWによる可視化技術
  6. CGムービー制作

VR 体験・個別相談会 開催中!

7/25(火) 10時 , 14時
7/28(金) 10時 , 14時

急募!営業事務 契約社員

応募期間:2017/6/28(水)~ 2017/7/25(火)
募集要項および応募はリクナビNEXTにて掲載中!
※正社員登用もあり!(3か月以上勤務の上、判断)